用語「利回り」のポイント
- 「投資したお金が、1年で何%増えるのか」を表した指標だよ
- 基本は「1年で」増えたお金だよ
「利回り」をひとことで言うよ
利回りとは、
投資したおカネが、1年で何%増えるの?
をあらわした指標
です。
「利回り」とは?
利回りとは、
投資したおカネが、1年で何%増える(増えた)のか?
をあらわした指標です。
たとえば、りょへくんが1000万円で、
マンションを1棟買ったとします。
で、このマンションの入居者さんから、
毎月100円の家賃をもらったとします。
このときりょへくんは、
1000万円投資して、
1年で1200円増やせることになります。
(100円×12か月=1200円)
この増えた1200円は、
投資の元本1000万円の何%ですか?
を計算したものが利回りです。
基本的に利回りは、
高ければ高いほどいいです。
利回りが高いということは、
少ない元手でより多くのリターンを得られる
ということです。
なんで「1年で」なの?
利回りの計算は、
・1年で元本の何%増えるか
です。
毎月入ってくる家賃などの利回りを計算するときは、
月々の収入に12をかけて、1年分の収入を計算してから、
元本でわり算をしないといけません。
どうして、こんな面倒なことをするのでしょうか?
それは、
投資のリターンが返ってくる時期は、
投資をするものによってバラバラだから
です。
たとえば株の配当なんかは、
半年や1年ごととしている会社が多いし、
スーパーを経営する会社が「設備投資!」とか言って、
新しい店舗をオープンしたとして、
その店舗がオープンして、実際に利益を出すまで何日かかるかなんて、
誰もわかりません。
だから、投資の効果を一律で比べられるように、
「1年で」と基準を決めているのです。
単純に「利回り」という言い方をするときは、かならず1年単位。
1か月単位で計算するときには、
「月利」とか、「月単位の利回り」とか、
少しちがった言い方になることが多いよ。
まとめるよ
利回りとは、
1年で増えたおカネは、
投資した元本の何%?
をあらわす指標
と思っておいてください。
「利回り〇%以上」って条件をきめて、
投資先をさがすとか、
そんな使われ方が多いよ。